ポートフォリオ漁業解析
日本学術振興会の協力を得て、他魚種漁獲漁業のレジリエンスを高める革新的な方法を模索しています。同時に、現在の漁業に適した政策の在り方についても考えています。漁業ポートフォリオ解析では多魚種漁獲漁業の経営安定化を目的に、金融工学の理論であるモダンポートフォリオ理論を多魚種漁獲漁業に応用し、多魚種漁獲漁業でいかにリスク軽減が行われるかについて研究を行なっています。
魚種の分布の変化と魚種交替はすでに日本の沿岸で起こっており、それらの生態学的および社会に与える経済的影響を理解することが重要になっています。 漁業ポートフォリオ解析では、魚種の分布の変化や魚種交替が社会に対してどのような経済的影響を与えるのかについて焦点をあて、気候変動の不確実性に直面したときに日本の漁業がとるべき戦略を探求します。
As such, the objectives of the portfolio fisheries project are 3-fold:
- How should Japanese fisheries and related policies change as we start applying distinct portfolio approaches to fisheries management? (e.g. multispecies and multigears fisheries)
- What are the best strategies that can achieve economic stability under environmental and socio-economic uncertainties?
- What policies and market structures are best suited to support a portfolio theory approach to fishery management in Japan?
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